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《腸脛靱帯炎 ランナー膝》最新知見と施術内容を解説
こんにちは、筋膜整体Meglioの藤下です。
ランナー膝(腸脛靱帯炎)は、ランニングやサイクリングなどの活動によって引き起こされる
一般的な膝の障害です。
特に長距離ランナーやスポーツ愛好者(サイクリストなど)によく見られます。
今回はそんなランナー膝について、筋膜整体Meglioで期待できる効果について紹介していきます。
ランナー膝の原因:
まず、「靱帯が膝の外側の骨の上を繰り返し擦れることで発症します…」
と言った説明をよくされるかもしれませんが、これはとーっても古い説なんです…なんと50年前くらい…
いまだに、整形外科医も、もっともらしく説明しているのですが、
最新の研究では違う意見が出されてきているんです!!**
・膝関節の過度なストレス:
長時間のランニングや急激な運動増加が膝関節に過度な負担をかけ、
炎症を引き起こすことがあります。
・関節運動の異常:
膝の内旋=膝が内側をむく動き**が原因となることがあります。
・姿勢:
X脚や踵の倒れ込み(扁平足などに多い過回内という状態)なども影響してくることがあります。
・適切でない靴の使用:
足や脚に合わないランニングシューズの使用が、
足から膝にかけての問題を引き起こすことがあります。
・筋肉の不均衡:
股関節周囲の筋肉、特に中殿筋の機能がとても重要なんです。
その中殿筋に隣接する大殿筋や大腿筋膜張筋などの不均衡が、膝の正常な動きを妨げ、
ランナー膝を引き起こす可能性があります。
筋膜整体のアプローチ:
筋膜整体はランナー膝に対する緩和や予防に効果的なアプローチを提供します。
・関節の可動域向上:
股関節・足関節・体幹周りの可動域を向上させ、
膝にかかる過度なストレスを和らげることが筋膜整体の目標です。
・筋肉のバランスの調整:
股関節周囲の筋肉のバランスを整えます。
筋膜の動きの悪い箇所の調整を行うことで筋力を発揮しやすい状態にしていき、
痛みや異常な運動パターンの修正に役立つことが期待されます。
・適切な動作パターンの提案:
正しいランニングフォームや動作パターンの確立をサポートし、膝への負担を軽減します。
・インソール:
足部への体重乗せ方のコントロールにも有効であり、
適切な骨の位置関係を維持し、
足の筋肉の機能を向上させる効果が期待でき、
動作の改善にもつながっていきます。
結論:
ランナー膝(腸脛靱帯炎)は、ランナーなどによく起こりうる症状です。
最新の科学的知見によれば、ランナー膝の原因は靱帯が膝に擦れるだけの問題ではないことが説明されてきています。
筋膜整体では最新の知見も踏まえつつ、症状に対して緩和や改善をもたらす有効な手段となります。
また、インソールも有効な手段で、筋膜整体+インソール療法でよりスピーディーに改善を目指してみてはいかがでしょうか?
参考文献
**Paul R eat al. Current clinical concepts: Synthesizing the available evidence for improved clinical outcomes in iliotibial band impingement syndrome, Journal of Athletic Training, 2021, 56, 805-815.
**Seyed Hamed Mousavi et al. Kinematic risk factors for lower limb tendinopathy in distance runners: A systematic review and meta-analysis. Gait & Posture, 2019, 69, 13-24.
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