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《エラスチンと筋膜》エラスチンとは何か
エラスチンは、皮膚や結合組織に存在するタンパク質であり、主に組織の弾力性を維持し、皮膚の弾力性をサポートする重要な役割を果たしています。
エラスチンの主な効果として以下の点が挙げられます:
・皮膚の弾力性の維持:
エラスチンは、皮膚の中に存在し、皮膚を引っ張ったり、伸ばしたりした際に元の形状に戻る能力を提供します。これにより、皮膚はしわやたるみを防ぎ、若々しい外見を維持するのに役立ちます。
・結合組織の強度:
エラスチンは、皮膚だけでなく、血管壁や肺、血管、筋肉、筋膜、腱などの結合組織でも重要な役割を果たしています。結合組織の弾力性を高め、これらの組織の正常な機能を支えます。私たちが施術している筋膜もエラスチンにより構成されています。
・皮膚の保湿:
エラスチンは、皮膚に水分を保持するのに役立つ役割も果たしており、乾燥からくる皮膚の不快感を軽減するのに寄与します。
エラスチンの減少や損傷は、加齢、紫外線曝露、喫煙、不健康な食生活、遺伝的要因などによって引き起こされることがあります。
エラスチンの減少は、しわ、たるみ、血管の問題などの様々な皮膚関連の問題につながる可能性があります。
エラスチンを増やすための特定の製品がありますが、口からエラスチンを入れて効果があるのか疑問に感じる方もいらっしゃることでしょう。
マウスを用いた研究では、エラスチンを食べさせたマウスは、エラスチンを食べさせていないマウスと比べて血管の柔軟性(弾性)が向上したという研究結果があります。
人間に効果があるかは、直接的に調べることはできませんが、試してみる価値はありそうです。
エラスチンに関する研究は、
血管や肺、筋肉、筋膜、腱、靭帯などの症状をお持ちの方には朗報になるかも知れません。
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